どうもキモトです。
不動産オーナーを初めて3年、ジモティのみで客付けをしてきました。
今日は、ジモティのみで客付けしてきたキモトがジモティのメリット・デメリットを実体験を交えながらお伝えしていきます。
あくまで、私の個人的な感想です・・・
ジモティのメリット
- 初期費用の削減
ジモティのメリットは、何と言っても、仲介の不動産がないため、その分の費用がかからないという魅力があります。
入居者は仲介手数料が削れるし、大家も不動産屋に払う広告費を削減することが出来ます。
これは、賃借人、賃貸人、双方にメリットがあることだと言えます。
僕がお問い合わせ頂く多くの方が引っ越したいけれど初期費用が払えず、なるべく初期費用0円で入居したいと考えている方が多いようです。
他にもジモティでのメリットはありますが、これがジモティで賃貸募集する最大のメリットではないでしょうか。
- 入居者との関係性
ジモティの場合は、問い合わせの段階から、大家が入居者と関わっていくため、入居後のやりとりも比較的スムーズにできます。
僕みたいに自主管理で行っている大家は、管理会社がいない分、入居後も入居者と直接やりとりをしなければなりません。
最初に関係性を作っておいた方が、後からもめることは少ないと思います。
- 生活保護者
大家さんによっては、生活保護者はなるべく避けたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
僕がジモティで入居者募集すると必ず生活保護者の方から問い合わせを頂きます。
僕はボロ戸建しか所有していないので、アパート等と違って集合住宅ではないため、近隣住民ともめるということはありません。
生活保護者=トラブルメーカーという考えは、世間一般の勝手なイメージのような気がします。
僕がお会いした多くの方は、様々な理由で働けないだけで、良質な入居者のパターンが多いと思います。
それに家賃が支払われない心配もないため、生活保護者の受け入れは特段気にする必要はないと思います。
- 大手賃貸サイトとジモティの併用
賃貸の募集方法は、大手賃貸サイトであるアットホームやスーモ、ホームズなどのサイトとジモティーを併用して賃貸募集するのがベストだと思います。
大変失礼な言い方かもしれませんが、大手賃貸サイトとジモティでは利用者層が異なるように感じます。
ジモティ経由で問い合わせを頂くのは、
シングルマザー、土建業などの自営業者、外国人、無職の夫婦
の方が多いです。
逆を言えば、上記以外の方はほとんどジモティを利用されていないのではないかと思うほどです。
上記以外の方もきちんと拾って募集の土俵に乗せるためにも、大手賃貸サイトとジモティを併用していく必要があります。
今は、「エコーズ」という大家が直接、大手賃貸サイトに掲載するサービスもありますので、入居希望者の取りこぼしがないように幅広く賃貸募集をしていくべきだと思います。
ジモティのデメリット
次にデメリットについて述べていきたいと思います。
- 契約書等の書類作成の負担
契約書や家賃保証会社に提出する書類は自分で用意しなければなりません。
ただ、契約書は国土交通省が契約書のひな型をネット上に公開しているため、それを参考にすれば比較的容易に作成できます。
また、家賃保証会社の書類は、マニュアルの手順通りに行えば何ら難しいことはありません。
- 入居者の質が悪い
これはよく言われてることですよね。ジモティでは相手と突然連絡が取れなくなったり、約束してても簡単にすっぽかされてしまうこともあります。
ただ、大半の方は、約束した時間も守りますし、良心的な方が多いですので、この点は僕はあまり気になりません。
- 賃貸募集の投稿文を作成する手間
ジモティに掲載する賃貸募集の投稿文は自分で作成しなければなりません。
確かに作成の手間はありますが、ジモティは無料で利用できるサービスですので、これくらいの手間は許容範囲ではないでしょうか。
作成するにあたっては、他の方が作成した投稿内容を参考にさせて頂けば比較的容易に作成できます。
- 入居させるべきか判断するのが難しい
僕は入居の判断基準は、家賃保証会社の審査結果に委ねています。
結論、家賃保証会社がOKといえば、入居もOKということにしています。
大家として一番怖いのは、家賃滞納のリスクです。
正直、短時間会っただけでは、その人がどんな人かはわかりません。
僕の所有する物件の中に一人暮らしの50代会社員の男性入居者がいるのですが、彼は入居初月から家賃を滞納しました。
でも、家賃保証会社を通していれば、彼がいくら家賃を滞納しようと、僕の口座に家賃が振り込まれないということはありません。
僕が直接入居者に家賃の催促に行く必要もありません。
その入居者は、3か月連続で滞納したため、家賃保証会社の方から僕に「裁判手続きのため、入居者に内容証明を送ります」と電話がありました。
その入居者は、内容証明が届いたことで、急いで1か月分だけ家賃を振り込んで回避したようですが、裁判になるのも時間の問題だと思います。
偏見かもしれませんが、ジモティでは金銭的に余裕がない方が多いため、今お話ししたようなことが普通に起こりえます。
結論を言えば、家賃保証会社には感謝しかありません。
- 直接のやりとりが面倒
ジモティーでの入居希望者とのやり取りは多少面倒かもしれません。
昼夜関係なく問い合わせは来ますし、さっきまで普通に連絡が取れていたのに、突然連絡が取れなくなることはざらです。
ようやく、日程調整をして内見の約束までしても当日突然のドタキャン。
相手も人間なので丁寧に対応することは必要だと思いますが、過剰に親切にする必要もないかなと思っています。
全部が全部優良な方ばかりではないので、やり取りの途中で違和感を感じたら、早めに連絡を絶つというのも必要かと思います。
- 時間がとられる
僕みたいなサラリーマン大家の場合は、本業の合間に不動産の仕事もやっているので、内見の時間を確保することが難しかったりします。
そういう方は「エコーズ」を活用して、内見代行を利用した方が良いと思います。
僕もエコーズはまだ使ったことはありませんが、内見者の感想なども確認できるため、今後エコーズを活用していきたいと考えています。
総合的に見れば、大家にとってなくてはならないツール
僕はジモティ経由で入居者がつき、毎月お家賃を頂戴しているのでジモティには感謝しかありません。
ジモティは確かに癖ありの方が多いですが、それを差し引いてもメリットが多いと思います。
まだ利用されたことがない方は、積極的に活用していった方が良いと思います。
ただ上記のようなデメリットもあるため、自分に合うか合わないかをきちんと見極めた上で利用していく必要があると思います。
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